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マンションの水は安全なのか?


人間にとって「水」は命の源である。蛇口から出てくる水で米磨いだり、美味しいスープを作ったり、お風呂に入ってじっくりと癒されたり、水なくして生活は成り立ちません。

 

マンションの水の源は、受水槽であり、高架水槽です。最近のマンションは高架水槽ではなく、受水槽が地下にあるタイプや水道直圧のものもあります。

 

受水槽の清掃は年に1回義務付けられています。受水槽には円形で50㎝ぐらいの蓋が一つだけついていて、その蓋を開けると中の水は綺麗で透き通っているように見えます。

 

しかし、水槽の中に手を入れて壁を少しこすってみると、たちまち水槽の中は水垢で真っ黒になるというようなことがおきます。

 

マンションの住民は、受水槽の清掃に立ち会うことはしません。清掃会社は、清潔で殺菌された作業着に身を包み、受水槽に入り掃除をします。掃除する前に写真を撮り、掃除が終わるとまた写真を撮る。数日後、その二枚の写真が掲示板に張り出されるという流れですが、写真がなければ、マンション住民のほとんどは受水槽を清掃したことも知らないで生活していることでしょう。

 

管理会社も、マンション住民が立ち会わないことを知っているので、実際に受水槽の清掃が行われたのかどうかは定かだはない。受水槽の清掃もしていないのに高い料金を取られているとしたら、それはマンションの役員の責任です。

 

 

管理会社が受水槽を清掃したかどうかを確認する方法


具体的な対策を一つあげましょう。マンションの役員が中に入って受水槽の壁に何でもいいから「いたずら書き」をするのです。

 

そのいたずら書きをバックに受水槽の中を清掃する前と後の写真を撮ってしまえば、清掃したかどうかがハッキリしますし、自分のマンションであることも確認できます。

 

注意点は、くれぐれも、「いたずら書き」は水に溶けない油性マジックを使用することです。水性のマジックでは水に溶けてしまい、効果がありません。いたずら書きがみごとに消えていて、綺麗に清掃してくれたと思ってしまいます。