不動産関連の資格には、宅地建物取引士、建築士、不動産鑑定士、不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者などがあります。
宅地建物取引士は、不動産取引業法を根拠法とする国家資格で、不動産取引に欠かせない重要な資格です。
人気も抜群、毎回約20万人の受験生を擁し、国家資格試験の中で最大級の資格試験です。
不動産と密接な関係にある建設関連の代表的国家資格として建築士資格があります。
不動産の開発、分譲、仲介業務などでは特に建築知識が必要となりますので、宅地建物取引士資格と併せ持つと強力な武器となります。
不動産の鑑定に関する法律を根拠法とする不動産鑑定士は超難関の国家資格です。
2006年の新制度の試験以降では、最終合格者は100人前後、最終合格率は2~5%という低さです。
宅地建物取引士、不動産鑑定士、一級建築士に限って受験資格が与えられる不動産コンサルティングマスター登録試験があります。
不動産流通近代化センターが登録・証明する公的資格です。
比較的新しい国家資格に、マンション管理士と管理業務主任者資格があります。共に2000年に成立した「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」を根拠法とする資格です。
このほかにも国家資格として、土地家屋調査士、測量士、司法書士、職業能力開発促進法を根拠法とするビル設備管理技能士などがあります。