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エレベーターの防犯設備について

居住者の防犯に対する意識は、昔よりも確実に高まっております。最近は、エレベーター内の防犯設備が重要視されるようになってきました。

 

実際に、過去にエレベーター内における犯罪や事件は数えきれないほど発生していますので、防犯設備は、これからの時代に欠かせないものだといえます。

 

エレベーターの防犯設備の代表的なものとしては、まず、かご内の監視カメラが挙げられます。現在は、スタンド・アローンタイプのものが一般的です。このタイプは、ハード録画機能をかご上の装置に内蔵しているため、モニターがなく、エレベーターの様子を、管理室で常時監視することはできません。

 

事件や事故が起きて、録画を確認する必要が生じたときには、保守会社が受像機を持参して内容を確認します。

 

また、配線がない分、価格は廉価で設置も簡単ですが、速度が毎分105m以上、もしくは階床数が15階を超えるエレベーター上に設置すると、映像にノイズが発生しやすくなります。

 

また、最近は、ほとんどのマンションのエレベーターで、窓つき扉が採用されていますが、これも防犯措置のひとつといえます。

 

リニューアル工事の際にも、新たにかご扉と乗り場扉を、網入りガラスがついたものに交換し、乗り場からかご内が見えるようにするオプション工事がひんぱんに行われています。