行政書士の資格は就職に役立つの?

行政書士の資格は就職で役立つのでしょうか?私の意見としては、残念ながら就職ではあまり役には立たないと思います。この資格は、独立系の資格です。

 

行政書士事務所や弁護士事務所、会計事務所での求人では考慮されるでしょうが、それ以外では、行政書士の資格が役立つことはないでしょう。

 

実際に、経理であれば簿記のほうが役に立つでしょうし、司法制度改革もあり、企業の法務部でも法科大学院卒業の方が就職には有利と聞いたことがあります。

 

行政書士として開業すれば、経営者になります。国家資格を持つプロフェッショナルであるとともに起業家でもあるのです。

 

私は以前、公務員をしていたのですが、遅咲きながら雇われる生き方ではなく、自分で事業をしたと思い行政書士試験に合格したのを機に独立を考えるようになりました。

 

定年まで公務員を続けていくのも一つの道、試験に合格した人がみんな開業するわけではないのですからとも思いました。しかし、リスクはあるが、これは天が私に与えてくれたチャンスなのではないかと勝手に思い開業することにいたしました。

 

リスクをなるべく減らし、まずは副業でと考え、自宅での開業をし、新たな会社に就職をいたしました。就職した会社は日勤と夜勤のシフト制ですので、平日の日中でも自由になる時間があります。この時間を利用すれば、許認可の仕事もできるのではないかと思いました。

 

今後は、自分の状況により環境が変化していくことと思いますが、軌道に乗ってきたら事務所を借りるという選択肢もあるでしょう。